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屋根の雪下ろしにご注意!

この季節は屋根の雪下ろしなどの除雪作業での事故が多発しており、全国で年間1000件以上が発生し、うち100名以上の方が亡くなっております。その死亡事故の約8割は65歳以上の高齢者となっております。
建物の状況により必要性や緊急性がある場合を除き、無理な雪下ろしは実施しないことや、除雪等を行っている専門業者へ依頼することで事故防止につながります
自身で、やむを得ず雪下ろし作業を行う場合は次の点に注意しましょう。

1.屋根の雪のゆるみに注意!

次のような日は、屋根が滑りやすくまた落雪が起こりやすい状態です。このような日の作業は特に注意して行いましょう。また悪天候の日は危険ですので作業を控えましょう。
  • 晴れの日ほど要注意です。落雪に注意しましょう。
  • 気温が高く暖気ぎみではありませんか?
  • 屋根から雪解け水が落ちていませんか?
  • 強風や大雪など悪天候の日は作業を控えましょう。

2.安全な服装で!

 雪下ろしは危険な重作業です。安全な服装で行いましょう。
  • ヘルメットを正しく着用していますか?
  • 動きやすい服装ですか?
  • 長靴は厚底ではなく、足裏の感覚がわかるものですか?
  • 滑りにくい防寒性のゴム手袋を使っていますか?

3.命綱を必ずつけましょう!

 高所での作業は落下防止のために必ず命綱を使いましょう。
(※命綱は正しく使用しないと危険です。)
  • 転落防止のために命綱を使いましょう。
  • 命綱にはザイルや麻ロープなどを使いましょう。トラロープ(標識ロープ)は滑りやすいので危険です。
  • 命綱を固定するには専用のアンカーを使いましょう。また屋根の上に命綱を固定する場所がない場合は、反対側の建物の柱や大きな木にくくり付けるなど状況に応じて工夫しましょう。
  • 命綱を体に固定する場合は安全帯など幅の広いものを使いましょう。
  • 命綱は正しく結び屋根の上で止まる長さに調整しましょう。

4.作業は2人以上で!

 万が一の場合に備えて1人では作業を行わないようにしましょう。
  • 事故に備えて2名以上で作業をしましょう。
  • やむを得ず1人で作業する場合は、家族や隣近所に声をかけこまめに様子を見てもらいましょう。
  • 携帯電話は必ず持参しましょう。

5.はしごをしっかり固定し使いやすい道具を!

 はしごはしっかり固定し転倒しないようにしましょう。
  • 転倒防止のため、はしごの足元をしっかり固めて、ぐらつかないようにしましょう。
  • はしごの長さは軒先よりも高くし、屋根に対してまっすぐに、定められた角度で立てかけましょう。
  • はしごの昇り降りは滑りやすいので注意しましょう。はしごから屋根への移動時は特に注意しましょう。
  • 除雪道具を持って昇り降りしないで、ロープを使って上げ下げしましょう。
  • できるだけ軽くて雪が付きにくいスコップやスノーダンプを使いましょう。除雪道具には雪がつきにくくなるスプレーやワックスを利用しましょう。

6.足場に注意を!

 落雪に巻き込まれないように手順・足場の確保をしっかり行いましょう。
  • 万が一の落雪に巻き込まれないよう、屋根の上から雪下ろしを始めましょう。
  • 軒先は危険です。雪止めから下には足場を作らないようにし、雪庇(せっぴ)の踏み抜きなど、落下しないよう十分に注意しましょう。
  • 滑りにくくするため20センチ程度の雪を残して作業しましょう。
  • 軒先の雪は最後に落とすようにしましょう。

7.作業には細心の注意を!

 雪下ろしはあらゆる部分に危険が潜んでいます。十分に注意しましょう。
  • 屋根からの雪下ろしの際は軒下の人や電線に十分注意しましょう。また道路に面している場合は通行人にも注意しておこないましょう。
  • 屋根の下から屋根の上の雪を落とす場合、いっきに落雪し巻き込まれる場合がありますので、真下での作業は行わず十分な長さの除雪道具を使用しましょう。また、つららや氷に気をつけましょう。
  • 作業前に周辺の確認と、万が一の場合の退避場所を確認しましょう。

8.無理な作業はやめましょう!

  • 雪下ろしは重労働です。体調がすぐれないときはやめましょう。
  • 作業前に準備運動、作業中は適度な休憩や水分補給をしながら作業を行いましょう。
  • 危ないときはスコップやスノーダンプを離して身を守りましょう。
  • 低い屋根でも油断は禁物です。経験や体力を過信せず安全に作業を行いましょう。

9.その他

  • 安全な作業が行えない場合は、無理をせず除雪業者へ依頼しましょう。
  • 屋根の雪が道路に落ちる危険性がある場合は、看板や警戒ロープなどを設置し通行者が近づかないように注意を促しましょう。
  • ストーブの煙突を雪で塞がないように注意しましょう。

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稚内地区消防事務組合豊富支署 地域安全対策係